JIGDRESS

a band from '99 in tokyo

HELLO-16 ”愛してやまない音楽を”

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ONE SHOT KILLなるワンマンツアーありがとうございました。

各会場のみなさんと会えて俺は感無量でした。俺が好きな音楽を奏でることに無我夢中でした。音楽が好きでバンドを始めて、音楽好きと話しがしたくてバンドを始めて、まじで仲間が増えたなと感無量でした。自分が好きな音楽を奏でて、それを知らない人と共感するだなんて、なんて素晴らしい事なんでしょうか。バズったり、著名人と写真を取ったり、著名人に音源を渡したり、そんなことではなく、身近な人たちと奏で会うとはなんて素晴らしいことか。音楽、というかロックバンドが大好きな俺たちは幸せになってほしい。死ぬ瞬間までイアフォンだけは手放さず、点滴は程々に、ビートと叫びに似た歌を動脈に打っておきましょう。

大阪から始まりました。あまりにも悔しく、震えておりました。Wアンコールで序盤のセットリストをやり直しました。俺は大阪がツアー初日になることが許せません。東名阪なのになんで大阪からなんだろう。仕上げてるつもりなんだけど、もっといいライブを大阪のやつらに見せてやりたい。ずっと悔しくて、だからいてもたってもいられず強行してしまいました。フロア奥から飛んできた男を俺は忘れません。俺たちダイブがどうとかそういうことは気にしてないバンドで。みんな優しいからね。あの男のダイブは優しすぎました。音楽が憑依してる人間のダイブでした。愛します。あのWアンコールがなければ今回のツアーは成立しなかったと思う。まじでありがとな。絶対いつかツアーファイナルを大阪にして、みんなに死んでもらうからな!

名古屋。アナログ卓のパワー。音の近さが半端なかった。デジタルがよしとされた時代があって、綺麗なやつね。アナログってどうしても歪んじゃうらしくて、聴いてる分にはわかんない程度にね、サチュレーションっていうやつ(アンプはサチュってからが本番)、それを嫌悪した時代があったらしくデジタルでクリーンにしたらしく。この話のクリーンと音色の歪みは違うよ。結局今はDAWでアナログのサチュレーション感を導入してるらしく、「なんでやねん!」おおおお大阪?、まじそれ。ロックンロールはアナログ卓のせいか、音のひっつき度が半端ない。きた人はわかるとお思うけど、カズタカのベースとハヤトくんのキックが異常に絡み合ってたよな。あれアナログの良さ。ベースメントバーの松井さんに初期からずっとPAをお願いしてるんだけど、彼女にアナログ卓買いましょうって言ったくらいよかった。卓変えんのは結構難しいらしくすぐの導入は無理らしいんだけど、俺は音お化けだから怒られるまで言うよ、パンチがねっっっっぇえええ、と。優しくなりたいなあ。俺ドキドキしてるのアナログシンセなんだよなあ。嫌われるまで気づかず言ってしまいそうだ…そう、あとロックンロールの伊藤さんが「何かを忘れたらまたおいで」って言ってくれた事に痺れました。次ではなくね。まじでかっこいいよ…。あと、名古屋のみんなのAMELへの食いつき嬉しかったな。東北で産まれたけど感性は尾張なんだと感じました。

ととと東京か。ありがとう!

まじで身内の話になってしまうんだけど、ほんとね、仲間が増えました。社長!!とかではなく、俺たちで手が回らないことを友達に頼もうってシステムで動いてるんだけど、それにしても仲間が増えました。嬉しいっす。曲次第だからね。集まってくれたみんなのパワーも感じたよ。「よ」、で終わる文章は照れますね、感じたぜ!!真面目な話、みんな音楽舐めてないよな。作った人、生産者さんを大事にするとかではなくて、それぞれの場面場面で必要な音楽を選べるセンスというか、お前らまじでかっこいよ、すげえかっこいい。感じる音楽を感じる時に聴いて、時にはたまたまでも良くて、その時に入り込めるみんながかっこいいよ。俺たちは所詮音楽でしか繋がってないんだから、音楽っていうめちゃくちゃ尊いっものを一緒に大事にしあえてる。けどね、俺はみんなより高い指標でいるよ。お前らみたいな音楽ラバーを絶対に先導したいからね、なめんなよ、俺の音楽ラバー、幸せにするよ。任せなさい。

そんで、今回ゲリラ的にSkunl Collageなるデモダイアリーをカセット&データで流出させてもらいました。出した理由は単純にデモダイアリーが好きだからに始まるんだけど、好きなバンドのデモとか生活音とか、音源じゃ聴けない音たまんないね!な感じ。完全に手作業で制作しました。初心を、、とかではなくまじで俺の趣味です。

あともう一つ理由があって、やっぱね、あまりにも全てがプロすぎるんだよね。ダサいとこは見せたく無いし、完璧なものを出した方が確実に広がっていく感覚はあるんだけど。これじゃ音楽始めらんないよと思ってて。曲ってそもそも、共感を得られない思いがあって始まって、それを詞に起こして、メロディをつけたり。もしくはやりたいメロディがあって、うち出るメロディに対して詞を炸裂させたり。拙いひとりから始まるものだと思っていて。そういう拙さが曲を仕上げたいと思わせたり、だからメンバーも大事で、まじでバンド基準、持論。俺はね、みんなが気軽に曲を作ったりバンドを始めたりできたらと思ってる。合わなかったらやめればいいし、けどやらなきゃ合わないかどうかもわからないし。ただね、やることが全てじゃなくね、聴く専門とかあるじゃん、俺あれめちゃかっこいいと思ってて。俺も曲聴いて涙流れるからさ、そこにバンドやってみなよは思わないよ。こんな感情豊かなやつらはそのままでいいじゃん、俺守りたいもんなその人達、自分でいてな。

つかね、まじで不自由、プロばっか聴かせるなよ、俺たちの感覚はそこまで甘くないぜの感覚。やりたいやつはやってしまえばいいのよ、みんな最初は拙いんだから。俺ね、すげえ楽しみで、そういうやつらといつか一緒にライブしてさ、バンドしてない人もバチバチに自分の音楽を知っててさ、脳がギュンってなる。

なんか、みんな好きです!

ありがとう!