JIGDRESS

a band from '99 in tokyo

HELLO-01 ”MINORENTROPY”

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今日日、HPなんて見てる人いないと思うんでね、俺の部屋を作らせてもらってポチポチ駄文を置かせてもらいます。

山崎大樹と申します、獅子座です。

本日、ついに1st Album「MINORENTROPY」をリリースしました。レコーディングからおおよそ10ヶ月、狂ってるや5/0.6を含めると約1年。まじでついにです。個人的に音源の事をつらつら書くのって、聴き手の世界観を狭めるから野暮かなと思う方なんですが、今回はそれ以上に聴いて欲しいって感情が湧き立っててこれを書かせてもらってます。節度を超えると野暮すぎるんでね、速度制限はしっかり守ってくださいね俺。

 

 

01.taog

アルバムに喝を入れてくれた曲。アルバムのぬるさをかき消してくれた曲。1曲目何にしようかとまじで悩んでいたんだけど、どの曲にしても若干のぬるさが残るって直感があったからだと思う。まじで描けてよかった曲です。今後の作曲に関して自由度をもたらしまくってる。

2024年2月、レコーディングの帰り道、豪徳寺からの帰り道、”ぬるさ”を考えてたときに突如舞い降りました。家に着くまでの間にベースリフ、ドラムンベース的なリフ、リードギターのフレーズ全部が整って、帰宅後即打ち込んだのを覚えてます。エレキギターをスタジオに置いてきた関係で全部シンセで打ち込んで、多分その結果が完成の音像に影響を及ぼしたんだと思います。多分、つかほぼ確実。ベースリフの音作りに関しては冗談抜きで50時間くらいかけたはず、完成しても翌日には「ん?」と再構築、ただエンジニアの石川さんも再構築に常に乗り気でいてくれて、一丸となって作れた気がします。カズタカの撮り音3つ、アンプ音、DI後のライン音、ドライのライン音、それに加えてシンセベース音をいくつか。ベース用の(ロー感が死なない)ファズ、オートワウ、オクターバーの3種、もしくはAKAIのDeep Impactがあったら試行錯誤の時間は大幅に削られたかもしれないんだけど、これってのは今思えばで、あと多分同じ音は作れなかったと思います。まじで試行錯誤してよかった。辛かった雰囲気あるかもだけど結構楽しかった。豪徳寺からの帰り道で「フフフーン♪」と鼻歌した曲が完成した瞬間の充実度を俺は一生覚えていると思います。そしてイセノ作のMVも必見です。イセノもtaogのデモが完成した瞬間「こいつは?!」と感じたんだと思う。指にヤバイ水疱瘡みたいなの作りながらストレス無視でMVを作ってくれました。彼の指はまだまだ痛々しい。でもね、曲のパワーってすげえんです。ハヤト君のスタックビート、カズタカの音作り、それら含め人、俺たちはミュージシャンとして生きたいんだとこの曲に気づかされました。歌詞について言うのは野暮すぎるので割愛。自分で勝手に考えて聴いてください。

 

 

02.AMEL

友達の歌。

最後にできた曲。レコーディング日は2024年3月30日。アルバム完成は夢、しかし告知済み、俺たちは嘘つきになるのか、そんなこんな思ってたら唐突に完成しました。唐突?違うな。レコーディング中、高校時代の友達に会って。そいつってのが、俺よりも早くにバンドを始めたやつでね、ライブとかよく見に行ってたんですよ。もちろん当時から俺もバンド活動をしたかったんだけど、メンバー集めるのって結構大変で、彼のバンド活動に俺の人生を投射して眺めていた記憶がある。だからってわけではないんだけど、彼のバンド活動を結構応援してて。(駿一って言うんだけどあいつのマンションの屋上で1人でkid Aのライブ映像見ながらよく安ワイン飲んで泥酔してたな…)ある日彼らのもとにこんな連絡が来ました。「コンピ出しましょう!全国の選りすぐりバンドを選んどります!流通はポニーキャニオン!ほら!メジャーだよ!予算?3万でOK!CDできたら送るからさっ、それ売って稼いじゃいなよ!だってメジャーが絡んでるんだよ!」彼らも喜んでたし、俺もはちゃめちゃに喜びました。「すげーじゃん!!すげーじゃん!!まじですげーじゃん!!」って抱き合った記憶があります。だって駿一の晴れ舞台っすもん!高校時代、臭い下宿で夢を語り合った友人の晴れ舞台っすよ!ただね、彼の家に届いたのはクソダサイジャケットで、マスタリングが何もされてないCDrに焼いたようなCD。再生した瞬間きっとお互いが気づいたんすよね、きっと。「全然良くない、騙されてる、でも駿一はそう思ってないかもしれない(大樹は喜んでくれてかもしれない)、感情は無視して喜ぼう」と。あれから彼とこのCDの話はした事ないです。俺はなんかのタイミングで聴く機会があったんだけど、すぐ停止させました。俺たちの音楽への愛情を踏みにじる音がしたから。彼が話さない理由も、踏みにじる音がしたからだと思う。

レコーディング中に彼にあってtaogを聴かせてすげー喜んでくれたんすよね。「大樹、続けてよかったじゃん、曲どんどん良くなってる!デモで聴けちまう」って。俺はその時決めたんすよね。才能を潰す腐れ外道達を殺そうと。ミュージシャンであるなら歌詞で殺そうと。あいつらはカスです。カスって言葉がかわいそうだ。広辞苑にもない単語汲の腐れ。あいつらを生かすな。才能や、夢を食って、自分が肥しを食うゴミ。ゴミ以下。メジャーの名前を出して稼ぐカス。(ここにメジャーレーベルは何も関係ない、多分使われてるだけ。)泣きたいよ。泣いてるよ。なんの才能もないゴミが才能を食い潰すってなんだよまじ。死んでくれ。ほんとに死んでくれ。死んで死んで死にまくってくれ。友達を守りたい。

 

 

03.5/0.6

吉田の曲っすね。吉田を馬鹿にしたら俺はそいつを殺しますって宣言です。この曲に関してはずいぶん前に出してるし、それぞれの曲への向き合い方もあると思うから意味はこれくらいで。

音については一発どりを再ミックス、ボーカルは撮り直した感じです。コメントが薄い曲ってのは君らに任せる比重が強いって曲で、ある意味鮮度がないから、ただ君らには鮮度があるから。叫んだぜ。それくらいにしておこう。

 

 

04.plan

再録ってのは初回録音のイメージがあるからまじで難しいんだけど、この曲に関しては「別の曲として再録しよう」と至り撮り直しました。全楽器とボーカル。planの真ん中に迫った曲に仕上がったんじゃないかと思う。この曲はJIGDRESSの最後を意識していて、終わりが君らにどんな影響を及ぼすかわからないし、及ばさないかもしれないし、結構感情の余地がある曲です。これ以上言うのは野暮っすね山崎。再録ですが初回からうまく行ったわけではなくて、何度か撮り直しました。結果、個人的に再録の中で一番うまくいった曲な気がしてます。全体の話。この曲の強度ってのを若干疑ってたところがあるんだけど、今回のレコーディングで”’強度あり”と行き着きました。自信持ってライブで歌ってください。それ以上の声量で俺は歌うので恥ずかしいことはないです。恥ずかしい?お前らの存在がそれぞれ尊い!恥ずかしがらずに生きれ!!

 

 

05.Flicker

サウンドクラウドにあった曲のアップデート。ネットに置いてから結構お気に入りの曲で、どうしたもんかとずっと悩んでいました。ただ、なんかわかんないけど、去年のafter feedback終わってからスルッと最後まで出来上がった記憶があります。真ん中のギミックの無理してつけたわけじゃなく、「こー来たらこう」くらいな感じで自然に出来ありました。音に関しては非常にタイト。アルバムの中で一番タイトかもしれません。ドラムが良いです!やるな山口リーダー!!

曲のとっかかりは散歩。夜中近所を散歩して思った事を書いてます。何を思ったかを書くのは野暮です山崎。サウンドクラウドにあげた時点と、再度作り直した時点で感覚のズレがまじでなかったのでスルッといった感じ、自販機蹴飛ばしてください。ムカつくよな、こっちは泣いてんだぞボケ。歌詞とギミック、オケ、全てがはまってます。深夜の散歩で聴く事をお勧めします。それ俺なんで。

 

 

06.無重力透明

ちゃんと考えてくださいリスナーのことを。レーベルいるとそんなんが聞こえてきそうですが、俺たちは再録を選びました。自主のエゴっす!今まで聴いてくれた雰囲気のまま、曲をアップデートさせたかった。ただ、まじで難しかった。再録は二度としないと誓った曲です。ファーストレコーディングの記憶と、現在のバンドとしてのエゴ、共存って出来んの?そっから始まりました。俺はね、決してファンファーストではなくてね、ただリスナーファーストである自負はありまして、JIGDRESS好きな奴らの事を一番考えたレコーディングだったと思う。すまんな、押し付けがましいが今しか言わないから我慢しろ。エンジニアの石川さん含め、再録の難しさについてだいぶ熱心に話し合った。去年の9月にレコーディングして今年ミックスだったから、その辺もあんのかな。結果、ファーストと現在を共存できた自負あります。ただね、この曲は自分の思い出だけで聴いてください。ファーストに戻るのもあり。きっかけなんすよ。今はもうJIGDRESSに興味ない人たちも「そういやあの時好きだった曲だなー」ってなってくれればいいんです。またライブに来てとかじゃなく、自分を大事にして欲しくて、それが叶うなら俺はなんでもいいです。

 

 

07.クソみたいな歌詞

イセノのギターの憂炸裂。これに尽きます。

曲ってのはね、だいたい独りよがりで、デモは弾き語りだったりね。バンドがすげー理由ってわかりますか?いくつかあるから、その1個って話なんだけど、オケが歌詞をブーストさせる事なんすよ。ブーストっていうと音がデカくなることだけによっちゃいそうだけど、違うんす。まず、憂いを理解してドナルド!組み立ての頃、「この曲は、あー、上京したけどうまくいかなくて、んー…なんか結局実家に帰った感じ」って曲のイメージを伝えた記憶があります。それがね、今完成しました。ハヤト君のリズム、カズタカのベース、色々要素はあるんだけど、イセノのギターかなやっぱり。本質。本質以外わからんのですよ、俺はね客に冷たいかもしれんけど、フロアの本質全てが見えてます。自負だし、野暮ったいですね。。見えてるからみんなが好きなんすよね。お前ら本質すぎるからさ、飲み屋で会ったらよろしくな。

 

 

08.You

自分が嫌いになったら俺にぶつけなさい。

感じたままでOK。

 

 

09.nectar

ライブの雰囲気で再録しようって感じだったかな。ただね、こいつの再録もまじで難しかったわけで、無重力ほどではないけど。バンドって荒さなのかな?とか、聴かせてなんぼ?とか、今思えばどうでもいい作り手のエゴばかりで、君らのことは何にも考えないで取り掛かりました。しかし、君らのことを考えたレコーディングって、まず君らが嫌じゃね?と勝手に行き着き、ライブ感のみでやらせてもらった始末です。つか、客のこと考えてるロックバンドってつまらんよな。お前らセンス良い。俺はお前らの尖の集合体になっていいし、尖って幸せになれ。言っちゃいけない事ってのは、時として言わなきゃいけない事である。

 

 

10.snap

唯一前回の音源通り、ミックスし直しただけの曲です。

怠すぎる1限と、快活な5限後見た外が違いすぎて生きれないと思った事、自分のことではあるのにあえて証明するか?と。そういえばサウンドクラウドにも上がってましたね。まじで自分って難しい。飲みすぎた翌日、なんでクソしながら死にたいとか思うんだろう。留年した翌日、なんで同級生がどうでも良くなるんだろう。殺してぇぇぇぇぇ俺。

 

 

11,壊れるまえに

ほら。もうこの辺で曲のこと伝えんのが面倒さいと言ってますよ俺。俺なんてそんなやつなんすよ。お前らも聴いてられんやろ、才能信じなさい。この曲は、きっといっても野暮なことが多くて、申し訳ない、ただのポーズです、俺ら好きな奴ミュージックラバーばっかりなんで!!ミュージックラバーにだけ話すか。音楽は優しいよ。お前らの情景に合わせてスマホ鳴らせる訳だから。でもね疑ってくれ。それって自分にとって本当に優しいのかと。優しくすればね、大体は世の上手くやれるとお思うんすよ。上手くやりたくないからこっちいるんじゃね?芸術に関してとやかく言うな。芸術で恋させろ馬鹿、クソ、ゴミ、殺すぞ!!いかれ!

本当の意味は想像してほしい。優しいうたで、ここ数年の友人との曲です。

 

 

12.狂ってる

歌を再録して、楽器は再ミックス、違う曲に聞こえるかもですね。だいぶ表情違うと思います。ベースは吉田、前回バージョンは吉田リズムデカすぎたんで、吉田を殺し、ドラムを軸にして曲のリズム構築、俺はね、よくなったと思ってます。1年以上歌ったんで、これ以上書くのがまじで野暮すね、難しい。そうだ、コピーしてサークル?部活で演奏してくれてんの見ました。すげぇ嬉しかった、お前らの近くにこれからもいるよ、俺のためにな。

 

 

13.Just like you

駿一、平川、それ以上は野暮。

それでいいすよね。それぞれの想像で落ち合いましょう。

 

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やっぱね、音楽ってのは自分の捉え方でいいと思うです。なんかそれっぽいことに流される必要もないし、今大事なもんを永続的に大事にする必要もないし、その時々でいいと思うんすよ。だからいろんな音楽がある訳だし。だから俺らは自由に音楽作る訳だし。

みんなと一緒だから、俺は俺のリスナー。

 

kxllswxtchみんな聴いてー!